「人間国宝の人形-玩具から芸術へ-」2018/12/2~2019/4/18

「人間国宝の人形-玩具から芸術へ-」が、2018年12月2日(日)~2019年4月18日(木)にかけて開催されます。開催地は神奈川県の 人間国宝美術館 です。
人間国宝美術館
当人間国宝美術館は人形作品を積極的に収集して参りまして、収蔵品の総数は全国的に見ても屈指の内容と考えております。人形展は当館でも特に人気で、今回五回目の特別展示です。それまで、玩具に過ぎなかった人形を、芸術性の高い人形に仕上げたいと願う人たちが昭和初年に現れます。
後に、人間国宝に認定される平田郷陽は昭和三年(一九二八)に白澤会という連合組織を立ち上げ、堀柳女・鹿児島壽蔵らが各地で呼応して人形芸術運動を始めました。白澤会設立から今年九十周年を迎えます。この機会を捉えて、人間国宝に認定された作家の作品を集中的に展示することと致しました。
鑑賞される皆様には、それぞれの作家の持つ魅力を人形芸術から汲み取って頂ければ幸いでございます。
主な展示作品
平田郷陽「児 歓ぶ」「蟹」「一茶と雀」
堀柳女「蟠桃」「天鼓」「ほおづき」
鹿児島壽蔵「天つ日」「齋種おろし」「南蛮放生」引用:人間国宝美術館
人間国宝美術館について
高級な美に触れて快い、時間を過ごすことは、多忙な現代人にとりましては、ますます欠かすことのできない生活様式となってまいりました。美術館のもっている使命は、今にも増して、これからは、さらに重要度を高めていくことと存じます。
このような社会の要求を鑑みまして、人間国宝美術館を設立いたすことといたしました。この美術館の目標は、私達日本人にとって馴染み深い日本の現代美術のなかでも、重要無形文化財保持者、いわゆる「人間国宝」とよばれる人々の作品を展示して鑑賞に供するところにおいています。
当美術館において、技をきわめたひとだけが到達することのできる気高い「日本の美」を、どうぞご鑑賞いただき、ともすると忘れかけている、日本人の心のふるさとに浸っていただけますことを、お勧めいたす次第です。
人間国宝美術館 館長 矢部良明
展示内容について
当館では、人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定されている様々な分野の作家のなかから、陶芸を中心に人形・漆芸・金工等の名品、秀作を展示し、その技の源となった古美術との比較展示も行っています。
また、その選に加わらなかった名人の作品も併せて展示しています。
展示テーマ
4階 「世界の古陶磁」「展望コーナー」
3階 「人間国宝の名品」「現代作家の秀作」
2階 「特別企画展」「細川護熙特別室」
1階 「抹茶コーナー」「ミュージアムショップ」
200点余の作品を展示しています。
引用:人間国宝美術館
「人間国宝の人形-玩具から芸術へ-」
イベント詳細:人間国宝美術館
入場料:一般1,000円 小中高200円
期間:2018年12月2日(日)~2019年4月18日(木)
※DMには4月末日までと記載がありますが、次回展示の入れ替えのため18日までとなります。
休日:無休
開催時間:9:30 ~ 17:00 (入館は16:30まで)
会場:人間国宝美術館
所在地:神奈川県足柄下郡湯河原町中央3-16-1