「夢童由里子の世界展」3/9~24

「夢童由里子の世界展」が、2019年3月9日(土)〜3月24日(日)にかけて開催されます。開催地は愛知県 名古屋城 本丸御殿 です。
本丸御殿の復元を提唱し、その完成を待たずに2015年に他界した人形・造形作家 夢童氏。御殿完成公開を記念し、初期作品から後年のからくりモニュメントなど、多数の作品が展示されます。
展示概要
本丸御殿の復元をいち早く提唱し、市民運動を主導した人形/造形作家 夢童由里子は、その完成を待たず2015年3月に他界する。
華麗で夢幻的な作品を通して見える御殿復元への想いとその道筋、そして彼女の功績をたどる御殿完成公開を記念した企画展を開催。
「名古屋に御殿を建てなあかん!」- クリエイターとして 御殿復元の立役者として –
尾張徳川家の取材に訪れた名古屋城で、礎石だけの本丸御殿と出会ったことをきっかけに、作家活動を通して御殿とその復元への想いは強まり1994年に市民団体を設立。
御殿最初の住人となった「春姫」の嫁入行列を毎年催行するほか、コンベンションなど多くの活動で市民と経済界に復元の機運を高めました。
その功績と復元への道筋をたどるべく人形作家として支持を得た初期の作品から、後年各地に設置したからくりモニュメントなど、夢童由里子の分身たちが、彼女が想いを馳せた本丸御殿で一堂に会します。
人形には頬に「桜」と、どこかに「夢」を入れる 日本の心と未来に前進する夢を持たせてやりたい
どこか欧米や大陸的な雰囲気を漂わせた人形は、まさに現代の日本人像ともいえるだろう。
その活動は、静的な人形-インテリアという枠を越え、動的なからくり人形や重厚なブロンズ像、壮大なスケールをもつレリーフなどにも取り組む。
都市景観のアクセントとして潤いをもたらし、賑わいと湧源の魅力のなかに『夢』を語り続けている。
引用:夢童由里子の世界展
夢童由里子
1944年 生まれ。京都市立芸術大学卒業。京都の織物を使った衣装を纏うなど、和と洋を融合させた人形作品のほか、石や金属・コンクリートを用いた彫刻なども手がけ、造形作家としても活躍しました。
国内外で作品展を行い、モニュメント形態のからくり人形は日本各地に設置されています。2015年 心不全のため71歳で死去。
画像:夢童由里子の世界展
「夢童由里子の世界展」
イベント詳細:夢童由里子の世界展
※観覧無料ですが名古屋城への入場料が別途必要です。
期間:2019年3月9日(土)〜3月24日(日)
開催時間:9:00~16:30
休日:無休
会場:名古屋城 本丸御殿
所在地:愛知県名古屋市中区本丸1-1